大型二種免許取得日記



訳あって、大型二種免許を取ることになった。要するにバスを営業目的で運転するために必要な 免許である。「大学生のくせに大型二種なんて」、と皆考えることは同じようで、一般教習生も 教習所の教官も皆白い目。それでも一人前のプロドライバーになってやるんだ!、プライドだけ は負けないぞ!、と一人燃えた免許取得までの一部始終である。僕みたいな奴にも取ることは 出来るということがわかってもらえるはずだ。これを参考に皆さんも頑張ってバスを運転しよう!。 ぇ?。



7月3日〜7月31日

8月1日〜8月31日

9月1日〜9月26日


7月3日?

大型2種免許を取ろうと思い、インターネットで検索して見つけたN自動車教習所に入所しよう と決め、いざ申し込み。書類を書いたり漢字テストをしていると、受付の人が「今入所すると 無資格扱いになるから有資格者の倍近く教習を受けなくてはならない」と言う。僕の普通免許交付日 は平成10年7月16日。交付日の少し前から入所できるだろうと思っていたのだが、得策では ないようだ。おとなしく16日が過ぎるのを待つ。
そもそもインターネットに多くの人が載せている取得記を読んだおかげで普通免許しか持って いなくても、取得から3年経っていればいきなり大型2種を取ることができると知った。それまでは 当然大型を取ってから2種、あるいは逆か、と思っていたので、直接取れるならその方が良い。 大型2種の教習をやっているところは少なく、K市内には存在しなかった。N市はK市から車で 30〜40分かかる。この程度の距離なら合宿にする必要はないと思い、通うことにしたが、 カリキュラムと学科教習計画表でうまく計画を立てないと、何度も往復することになってしまう。 次の日のように…。

7月17日

急いで入所して倍近い教習を受ける意味はないので(料金も倍だし)、この日まで待った。適性 検査が火曜と木曜なので。11時までに来いと言われていたので、10時半頃に来て前の手続き の続き。入所時には最低5万円必要と言われたのでそれくらい持参したが、結局39990円 支払って入所手続き完了。テキストを受け取る。学科教本、安全運転の知識、交通の教則、 危険の予測という4冊は大型とか2種とか関係ないようで、普通免許を取ったときにもらった ものと同じ。ただ、今回も学科をいくつか聞く必要があるし、新しい法律も施行されているので、 やっぱ必要だな。他に、旅客自動車の運転者の心得、第二種免許用学科テキストの2冊がある。
このあと、視力検査をやったのだが、やはり心配していた深視力が難関だった。通常の視力は 眼鏡のおかげで普通に見えるが、深視力検査は予想以上に難しかった。以前に来たときに深視力 検査は難しいか尋ねてみたところ、「人によってはなかなかできない人もいるし、人によっては なんでこんなのが難しいんだと言う人もいる」そうだ。自分はどうだろうと心配していたのが いけないのか、それとも本当に向いていないのか。3本の棒が立っていて、外側2本は固定 されている。真ん中の1本が前後に動き、3本が一直線に揃ったとき(並んだとき)ボタンを押す。 はじめは全然要領がつかめず、ボタンを押したら「今一番奥だよ」と言われてしまった。3回連続 で誤差を2センチ以内に収めなくてはならないのだが、なかなかできない僕に「何秒で移動するか タイミングを計れば良い」とのアドバイス。それで良いのか?。何度でも、成功するまで やらされるので(できないと入所できないし)、ついには3回連続で成功したが、「暇なときに 機械使って練習しなさいよ」と言われてしまった。後々試験があるらしい。ヤバイな…。
適性検査は13時半から。手続きが済み、写真を撮り終えてもまだ時間があるので昼食をとりに 道の駅へ。2階レストランで日替わりランチ700円。
13時10分頃教習所に戻る。2階の教室で適性検査。普通免許を取る人と同じことをやる。 どこかの大学の教授方が作成した心理テストとか性格テストみたいなもので、見本と同じ図形を 選ぶとか、いろいろな大きさの四角の中にAをどんどん書いていくとか、染みのような図形が 何に見えるかとか。特に成績が出たりそれで合否が決まるというものではないので、適当に受ける。 楽しむ。
この後2時間すぐに乗ろうと思っていたのだが、大型車が2台しかなく、この後空いているのが 15時半と17時半から。何度も往復するのは嫌だし、1時間所内で待つのも嫌だ。この日は 17時半からの1時間だけ乗ることに決め、一旦K市の家に帰る。とは言っても、教習所から 家まで結構かかるので、家に着いてもゆっくり休むこともできず、また教習所に向かわなくては ならない。今日も暑い。車のエアコンをつけるとアイドリングが不安定になりエンストするので 窓全開で走るのだが、暑い。おまけに前日寝つけず徹夜なもんで(笑)、非常にだるい。こんな 状況で教習受けるなんて、なめてんな。
ところが、教習所に着いて待っているとだんだん雲行きが怪しくなり、雷が鳴り始めた。30分 くらい早く着いてしまい、他の人の普通車の教習を見て待つが、…ひどい運転だな、みんな。 今日が1回目のようだが、縁石を踏む、追い越しでウインカーは出さない、追い越しで駐車車両 ギリギリを通る、カーブで大きく膨らんだり蛇行する…。自分も最初はああだったんだろうか。 こういう車が走る場内を、こちらも初めて運転する大型トラックが一緒に走ると思うと、ちと 恐い。
時間になり、名前を呼ばれて教官についていく。すると雨が降り始めた。まずは助手席に乗って 装置の説明などを受けるのだが、乗り込むのも初めてだし大変だった。席が高い!。で、 エアーブレーキだとか大型は2速で発進するとか運行記録がどうのこうのとか説明を受けるが、 初めてなので良く分からん。場内の走り方、ギアチェンジのタイミングを、教官が運転して示し、 スタート地点に戻って交代。ついに初めて大型トラックを運転するときが来た。などと感動して いる自分を無視するかのような激しい雷雨。「車の周囲の確認は良いから、急いで乗れ」と 言われて運転席に飛び乗る。降りるのも「飛び降りる」と言ったほうが正しいし、乗るのも「よじ 登る」といった感じで、「ヨイショッ」と声が出てしまうくらい一苦労。慣れないせいもある。で、 シートやミラーを合わせて、「ミラーよし」とウインカーを出して発進。山梨では呼称確認 させられるので追い越し一つやるにも「ミラーよし(ルームミラー確認)→(右ウインカー出す) →ミラー(右ミラー確認)後方よし(右後方目視)→(車線変更)→ミラーよし(ルームミラー 確認)→(左ウインカー)→左よし(飛び出し確認)ミラー(左ミラー)後方よし(左後方目視)→ (車線変更)」といちいち声を出さなくてはならない。で、スタート地点から発進するときも 右ミラー確認(ウインカー)、左ミラー確認、左後方確認(目視)、右ミラー確認、右後方確認で ようやく本線に出られる。
はじめは時計周り。ブレーキペダルが大きいのでギヤチェンジ後にアクセルを踏もうとすると ブレーキペダルに足がかかってしまったが、大きな車体の感覚をつかみながら何度もぐるぐる コースを周る。バスだと「前輪が普通車の後輪の位置に来る」という情報をネットでつかんで いたのだが、僕が乗ったのはトラックなので前輪の真上に乗っている感じ。ハンドルも径が でかくて回すのが大変(小さいともっと大変だろうが)。内輪差も大きいが、念頭に置いて走った ので交差点左折時も縁石を踏むこと無く通過できた。時計周りを何度かやって途中の交差点で 中に入って反時計周りに変え、追い越しを加えて何度か周って終了。
難しかったのは、ブレーキを強く踏みすぎると急ブレーキになってしまい、カクンカクンと ぎこちない止まり方になること。「トラックは半クラは使わない」と言われたが、つい交差点 などで速度が低下するとすぐ踏んでしまったりした。とにかく、慣れないと…。次は明日、 頑張ろう。
一旦上がったかに見えた雨、K市に向かう途中で再び激しい雷雨に遭遇。稲妻があっちでも こっちでも。雷は嫌いです(というか、恐い)。

7月18日

13時半から2時間教習。最初の1時間はコースをぐるぐる回っただけ。新たに坂道の通行も 加わったが、坂の途中で停止はしない。教官は助手席でうつらうつら…。普通免許を取った ときも午後の教習はつい眠くなる教官もいた。そうなるとコースを覚えていない今は困る。 次にどの交差点で曲がってどこを通れば良いのか、いちいち聞いていたのだが、気持ちよさそうに 眠っているところ悪いとも思う。1周周った後、坂道に行くはずが、念のため確認すると 「1周周って」と言われた。「教官が寝ている間に周ったんだけどなあ…」と思いつつもう1周。
後半1時間は坂道発進。こちらの教官、いちいち細かい人で、車の長さ、重さ、ホイールベース の長さ、内輪差の長さを言わせて、言えないと「それくらい知っていなくちゃ」と言う。ホイール ベースとは何か聞かれて、「前輪から後輪まで…」と言いかけたら「前輪の車軸から後輪の車軸まで」 と訂正された。坂道発進は普通車と同様の操作をやるのだが、日野のトラックにはESという機能が ついていて、アクセルから足を離しても後ろに下がらない。けど教習では使わない(当然)。 クランクとS字もやった。幅もあるし長さもあるので慎重に。大型では半クラは使わないと 言っていたのに。ここでは2速の半クラで進む。結構運転席が膨らむ感じで通っても後輪は ぎりぎり。S字はサイドミラーで後輪を見ながら走ると楽。アンダーミラーも活用。まだコースを 覚えていないので「次どっちですか」と尋ねると「信号通ってクランクだろ、さっきと一緒だよ」と 怒られる。

7月19日

狭路の通行。クランクとS字のことらしいが、特に問題はないのでコースを覚えるためぐるぐる 走る。今までの教官が特に呼称を要求しなかったところで「確認しろ」と次々言うので「今までの 教官は言わなかった」と文句を言うとまたあーだこーだ言われる。こっちもあーだこーだ言い返す。 「この時間は狭路の通行だけやれば良いのだけど、それだけでは退屈だろうと思ってコースを 周っているのに、そのせいで君に不快な思いをさせてしまったようだねえ」と、その後クランクと Sだけ延々とやらされた。まあ僕は構わないけどね。今日乗ったトラックは急ブレーキになり難い。 運転しやすい。この日は1時間だけ乗った。
大型1種を取ろうとしている人(当然少し年上)から声をかけられいろいろ話をする。深視力検査の コツも教えてもらった。やや斜めから見るらしい。その人はもう仮免を取っていて路上教習に 入っている。教官についての情報も交換したり。
ちなみに、昨日書いたトラックのスペック。積載量5.5トン、長さ7.5メートル、ホイール ベース4.5メートル、内輪差はその3分の1で1.5メートル。

7月20日

教習項目の交差点の通行、踏み切りの通行など、今まで走っているAコースに全て組み込まれて いるので同じコースを何度も周る。特に新しいことはないのだけど、教官が変わるたびに呼称の 場所が増えていく。 休日だったこともあり、あまり教官にやる気が感じられない。2時間乗る。他の教習車がほとんど いない。
適性検査「OD式安全性テスト」の診断書が返ってきた。柔軟性がD、決断力が-D。他のほとんどの 項目は5段階の3とC。普通だということか。「慎重すぎて決断が遅れる」とさ。総合診断の欄に 書いてあること、ここでは書けないけど、見事に僕の性格を見抜いている!。

7月21日

この日も2時間。これで合計8時間。うまくいけば来週仮免試験。
1時間目、18日の寝ていた教官だった。また寝ている。いいのかっ!。Aコースを周る。 2時間目、19日と同じ教官。「せっかくみきわめなのに、この教官では無理かな…」と思って いたが、案の定あれこれ注意されたが無事みきわめ合格。結局A、B、Cと3通りあるコースのうち Aコースしかやっていないのに。いいのか?。来週月曜日の仮免試験を申し込んだ。さっきの教官が 「仮免試験はみきわめより簡単だ」と言っていた。でも心配。深視力をもう一度測ったが、 営業時間が終わりに近づいているようで、本当は3回連続で誤差2センチ以内に収めなくては ならないはずなのに、2回成功した後1回失敗したが、次に1回成功したら「はい、いいです」 だとさ。

7月23日

仮免試験の日。朝8時20分までに来いと言われたので6時起き。しかも前日寝つけず睡眠時間 2時間。朝は渋滞するかと思って早めに出たが8時頃教習所着。8時半から試験の説明、コースの 抽選、注意事項。大型は僕1人。箱から色のついたボールを取り出してコースを決める。一昨日 1回しか走っていないBコース。「まだ1回しか走ったことないんですけど…」と訴えると、「教官に 聞きながら走れば良い」と言われた。なぜか試験は9時半から。説明が20分もかからず終わった のでひたすら待つ。9時半、教官に呼ばれてトラックに乗り込む。乗り込むときから試験は 始まっている。これは普通車でも同じで、車両周辺の確認から始めることは知っていた。 「慣らし」と言われてちょっと走ってスタート位置につける。「ではBコース走って」と言われて スタート。N教習所の大型Bコースは出発直後に横断歩道があり、すぐ右折なので、出るや否や 「歩行者よし」「ミラーよし」と右折準備。進路変更を伴わない右左折は「ミラーよし」と言わなくて 良いのかも。曖昧。一時停止、S字、クランクと難無くこなした後の見通しの悪い交差点左折時。 巻込み確認、右よしと確認した後、左に停車車両があったため、交差点で一旦待つ。停車車両が 出ていったのを確認して再び「右よし、左よし」と左折。「しまった!」とすぐに気づいた。 直後指摘されたように、巻込みをもう一度確認しなくてはならない。ここで1個所減点された ものの、坂道発進、障害物の追い越し、踏み切り通過、と他は問題なく終えた。緊張して呼称を 間違えたところもあったが(「後方よし」と言うべき所を「巻込みよし」と言ってしまい、すぐ訂正)、 スタート地点に戻り、ギヤをバックに入れてエンジンを切り、駐車の措置も完璧。「降りるまでが 試験だ」と言われて、ちゃんと後方の安全を確認してからドアを開け、降りる。試験終了。 待合室で待っていると、本来普通車の人たちと同時に発表のところ、先に結果を教えてくれた。 「合格です」。ほっ、と一安心。
大型は学科試験はないので午後には仮免許をくれるはず。この後は2種の教習に入るので、学科の 受け方と技能教習の進め方の説明を受ける。大型一種の教習を受けている方で前に話し掛けて くれた人が来たので、「仮免取りました!」と報告。そのかたはそろそろ卒検で、免許を取ったら 早速無尽のマイクロバスを運転するとおっしゃっていた。
一旦帰って昼食休憩後、午後に学科でも聞くか、と思って帰ったが、暑さに負けてそのまま家で ずっとバテていました。ま、明日から二種教習頑張ろう…。

7月24日

最高気温が39.7度を記録したこの日、暑さで体が言うことを聞かない。というか、昼まで 部屋でくたばっていた。午後、学科を2時間だけ聞く。教習簿を開くと、仮免許証がホッチキスで 止めてあった。適性検査の結果を見ながらレーザーディスクを鑑賞(?)。技能教習は18時半 からしか取れなかったので今日は受けない。明日は学科と技能。いよいよバスを運転か。

7月25日

いよいよバスを運転だ。14時半から1時間技能教習を予約してある。時間になり、教官が「暑いから バスの窓を開けておいて」と僕に言う。「はい…」とバスに向かって歩いていくが、やはりドアの 開け方がわからず引き返し、教官に尋ねた。自動ドアだと思っていたドアは手動であった。 中折れ扉を普通に押せば開いた。中は灼熱地獄。客席横の窓を1つ1つ開けていく。まずは 運転席隣の助手席(?)に座ってスイッチ等の説明を聞く。エンジンのかけ方からして違う。 それともディーゼルは皆こうか?。燃料の供給バルブを開き、電源スイッチ(?)を入れ、 キーをひねるとエンジンがかかる。ブレーキのエアーがある程度満たされないと、サイドブレーキ を降ろしたときにアラームが鳴る。ので、しばらく待つ。教官の運転でコースを周る。前輪が 自分の背中辺りにある事を念頭に置いて走らなくてはならない。スタート地点に車を止める際にも、 今までは車の前部をポールに合わせて止めていたが、バスは乗降口をポールに合わせて止める。 コースの途中で交代。いよいよバス初運転。古いせいかペダル類が重い。トラックより幅がある。 ギヤが入りにくく、2速に入れようとすると、隣のバックに入ってしまう。2回ほど、発進の際に 後ろに下がってびっくりした(汗)。直線では後ろの教習車が全然見えない。ルームミラーでは 最後部の座席が高くて見えないし、サイドミラーでは影が映るのみ。ギヤチェンジが慣れない せいもありスムーズに行かなかったが、雰囲気はつかめた。気分は最高!。やはりお客さんを 乗せているつもりで、いかにスムーズに走れるか、止まれるか、これから極めていきたい。
学科も2時間受けた。「悪条件下での運転等」、「特徴的な事故と事故の悲惨さ」の2話。自分は 脇見が多いので気をつけます(苦笑)。下り坂でブレーキが利かなくなったら、という状況で、 実際に車を側壁にこすりつけて止まったり待避所に突っ込んだりする映像を見た。あの名車、 スカイライン・ジャパンが…。もったいねー。

7月26日

技能教習2時間。バスを使って坂道発進をやった。クラッチのつながる位置が高いので1回目は 少し下がった。だいたいの感覚をつかんで1時間終わり、クランク内にバスを止めることに なったが、トラックと違ってハンドル操作が難しい。右折クランクの際、左前部がフェンスに ぶつかりそうになり、バック。すると今度は右後輪が縁石ギリギリ。2時間目も同じように コースを周り、クランクとS字も通ったが、S字は何の問題もない。クランクが、やはり途中で ハンドルを戻す操作が難しく、2回目もやむなくバック(切り返し)。交差点の右折も、右後輪が センターラインを踏まないよう2回に分けてハンドルを切る練習をしている。ちなみに、 スタート位置から発車する際も、まず「車内よし」と車内を確認した後、「ミラーよし」で 右ウインカー、左ミラーと左後方を確認後、「前よし」とアンダーミラーを確認。その後の 右後方確認も、窓から顔を出して確認する。トラックとは違う。

7月27日

学科だけ3時間聞く。技能教習を受けるつもりがないので、裸足にサンダルといういでたちで 登校(と言うのか?)。今日聞いたのは「信号に従うこと」「標識・標示などに従うこと」「交差点 などの通行・踏切」。最初のレーザーディスクで、「北裏」という行先表示の関東バスが映った ので「おお」と思っていると、武蔵野市営プール傍の交番のある交差点だった。かつての地元だ。

7月30日

学科教習を2時間受ける。明日は技能教習を1時間受けるよう予約しておいた。合図とか進路変更、 行き違いなどをやった。「砂利道とアスファルトの道ではどちらが優先か」と聞かれてアスファルト だと思ってしまったが、道幅が同じときは左から来る車が優先。舗装形態には関係ない。昔は 学科試験で出たが、あまりにも出来が悪いので、なくなったそうだ。指名されるときに「二種の人」と 呼ばれるので、居心地悪い。間違えると恥ずかしい。二種のくせに。

7月31日

7月も今日で終わってしまう。早いものだ。
16時半から技能教習1時間。今日は入所したての教習生がたくさん場内を走っている。コースは 比較的広いほうだが、そこに10台近い普通教習車がいる。その中をバスを走らせなくては ならないが、交差点から出ようにも左右から車が絶えないのでいつまで経っても出られない。 別の場所ではAT車のくせにふらついて対向車線に飛び出してくる。縁石を派手に乗り上げて 場外に突っ込む。発進が遅くて大渋滞…。今日は環境が悪い。しかし、クランクは、2回目に 初めて切り返し無しで通れた。教官も「俺だって一発で通れることは少ない」と言っていたので、 ますますうれしくなる。今日初めて切り返し(あるいは鋭角というのか?、やるべき場所で 切り返し)をやった。普通車のときは何ともなかったのに、前輪が自分の位置より後ろだから、 縁石に直角に進んでいって自分が縁石を越えてもまだタイヤは当たらない。トラックより遥かに 難しい。外周を周っていたら、コース上に野良犬がいるのに気づいた。「ど、どうしましょう」 と教官に尋ねる。「クラクション鳴らせ」と教官。「ぷぁん」。それでも動じない。横から教官が 手を伸ばし、クラクションを何度か鳴らすととぼとぼコース外に歩いていった。不測の事態(?)、 でした。17時半から学科1時間。教官がそういう人なのか、元々用意されていないのか、 今日はレーザーディスクを使わなかった。受講生もたった2人と、何と寂しい授業であったか。 路面電車の最高速度、トロリーバスの最高速度って、そう重要なことだろうか…。



7月3日〜7月31日

8月1日〜8月31日

9月1日〜9月26日






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