「名言・名句」リスト



      今までにTOPページで紹介した「今月の名言・名句」の一覧です。
      ■■書物はもちろん、映画、音楽、漫画など、様々なところから 気に入った言葉を集めていきます。
20060608     




「だまっている奴は物騒だ。騒ぎ立てる奴はそうでもない。」 〜ラ・フォンテーヌ『寓話』

「ところで天は、人間どもを満足させることに時として倦(う)み疲れることがあり、 晴天と雨を混じえるように、幸福の中にいくらかの不幸を混ぜるのが常。」 〜『ペロー童話集』

「人間の不安は科学の発展から来る。進んでとどまる事を知らない科学は、かつてわれわれに とどまる事を許してくれた事がない。」 〜夏目漱石『行人』

「いわゆる頭のいい人は、言わば足の早い旅人のようなものである。人より先に人のまだ行かない所へ 行き着くこともできる代わりに、途中の道ばたあるいはちょっとしたわき道にある肝心なものを 見落とす恐れがある。」 〜『寺田寅彦随筆集』

「恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす」 〜『山家鳥虫歌』

「科学の目的は、無限の英知への扉を開くことではなく、無限の誤謬にひとつの終止符を打ってゆく ことだ。」 〜ブレヒト『ガリレイの生涯』

「人を不安にするものは、事柄そのものではなく、むしろそれに関する人の考えである。」 〜ヒルティ『幸福論』

「女の子供というものは天性花や星を欲しがるものです。けれども星はどうしても手に入れることが できません、それは小さな娘たちに、この世には決して満たされることのない願いというものも あることを教えます。」 〜アナトール・フランス『少年少女』

「日の光を藉(か)りて照る大いなる月たらんよりは、自ら光を放つ 小(ちいさ)き燈火(ともしび)たれ」 〜森鴎外『知恵袋』

「前途は遠い。そして暗い。しかし恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。行け。勇んで。 小さき者よ。」 〜有島武郎『小さき者へ・生まれいずる悩み』

「わきめもふらで急ぎ行く 君の行衛はいづこぞや 琴花酒(ことはなさけ)の あるものを とゞまりたまへ旅人よ」 〜『藤村詩抄』

「不思議なものは数あるうちに、人間以上の不思議はない。」 〜ソポクレース『アンティゴネー』

「野ずえにのこる遅咲きの花は あでやかな初花よりも愛(めず)らしく かなしい夢のよすがともなる。 ひとのわかれのときもまた あまい出会いのときよりふかく こころにのこることもある。」 〜『プーシキン詩集』

「流れるビールは泡を立てない。諸君、急ぐなかれだ。」 〜ユーゴー『レ・ミゼラブル』

「人間は、努力をする限り、迷うものだ。」 〜ゲーテ『ファウスト』(第一部)

「才能とは天から与えられた使命だ。自分に対していっさいの空間が開かれるような方向が ひとつはあるものだ。」 〜『エマソン論文集』(上)

「生きることの最大の障害は期待をもつということであるが、それは明日に依存して今日を失う ことである。」 〜セネカ『人生の短さについて 他二篇』

「苦しみは人間を強くするか、それともうち砕くかである。その人が自分のうちに持っている 素質に応じて、どちらかになる。」 〜ヒルティ『幸福論』(第三部)

「目に見えるものでも、見えないものでも、遠くに住むものでも、近くに住むものでも、すでに 生まれたものでも、これから生まれようと欲するものでも、一切の生きとし生けるものは、 幸せであれ。」 〜『ブッダのことば』

「東海の景は富士によりて生き、富士は雪によりて生く。」 〜徳富蘆花『自然と人生』

「人間には人間らしい仕事をさせよ。そのために機械がある。」 〜土光敏夫

「なせばなるなさねば成らぬ成るものをならぬというはなさぬ故なり」 〜手島堵庵 『為学玉箒』

「ウソってこわい…。ウソをつきとおすために、いくつものウソをつみ重ねなきゃならないん だもの。」 〜八神いぶき  〜高橋留美子 『めぞん一刻』

「まあいゝ 俺の一生を何かの役にたてて見せる ころぶ時があつても」 〜武者小路実篤 『まあいゝ』

「今の自分に疑問や不安を感じたら それは、変化しなさいという心の声です」 〜葉祥明 『風にきいてごらん』

「いのる言葉を知らず ただわれは空を仰いでいのる 空は水色 秋は喨喨と空に鳴る」 〜高村光太郎 『道程』

「寒い晩だな。寒い晩です。妻のナグサメとは正に斯の如きもの也。」 〜斎藤緑雨 『眼前口頭』

「ただ過ぎに過ぐるもの 帆かけたる舟。人の齢(よはい)。春、夏、秋、冬。」 〜清少納言 『枕草子』

「花よ月よと暮らせただ、程はないもの、憂世は。」 〜 『隆達節』

「明日の事昨日の事に渡らずとただ今橋をわたれ世の人」 〜中沢道二 『道二翁道話』

「結婚をもっとも素朴な数式に還元すれば、一と一が合して二となる代りに、新たなる一となることである。」 〜野上弥生子 『夫と妻』

「たつた一人しかない自分を、たつた一度しかない一生を。」 〜山本有三 『路傍の石』

「熱意は力なり。必らず到着せんとするところを指せる、一種の引力なり。」 〜北村透谷 『熱意』

「希望とは、もともとあるものともいえぬし、ないものともいえない。 それは地上の道のようなものである。もともと地上に道はない。 歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。」 〜魯迅 『阿Q正伝・狂人日記』

「ふり返れ 歩きだせ 悔やむだけでは変わらない  果てのない 昨日より 明日は少し ましになれ」 〜中島みゆき 『泥海の中から』

「愛するということは、我らが互いに見つめ合うことではなく、 ともに同じ方向を見つめることだ」 〜サン・テグジュペリ

「世の人はわれになにともゆはばいへわがなすことはわれのみぞしる」 〜坂本龍馬 『無題』

「花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かりき」 〜林芙美子

「泣くときは一人だが、笑えば世界も一緒に笑う」 〜エラ・ウィラー・ウィルコックス

「人生には三つのものがあればいい。希望と勇気とサムマネー」 〜チャールズ・チャップリン

「感じたこと全部をわざわざ口に出す必要はないんだよ。 誰もが心の中で思っているだけならば、世界は平和だ」 〜響野  〜伊坂幸太郎 『陽気なギャングが地球を回す』

「木は森に隠せ、って言うだろ。失敗は大失敗に隠すんだ」 〜響野  〜伊坂幸太郎 『陽気なギャングの日常と襲撃』

「負いかた一つで重荷も軽い。」 〜フィールディング『トム・ジョウンズ』(一)

「他人を幸福にするのは、香水をふりかけるようなものだ。ふりかけるときに、自分にも数滴はかかる」 〜ユダヤのことわざ

「世間というのは鏡なので、覗けば自分が映っている」 〜W・M・サッカレー

「君の心の庭に辛抱を植えたまえ。その根は苦いが、実は甘い」 〜W・H・オーデン












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